大型宇宙アンテナの必需技術
「ミウラ折り」の考案者三浦公亮氏(東京大学名誉教授・文部科学省宇宙科学研究所名誉教授)。
この三浦先生から「ミウラ折り」のライセンス契約をもらっている企業、株式会社ミウラ折りラボ(miura-ori lab)が制作したミウラ折りが「東京マラソン2010みどころマップ」に。
2010年(平成22年)2月28日(日)に開催されたマラソンで採用され、それ以前も2007年より4年連続の採用。
多くの人々に東京マラソンの見所をお伝えされています。
なんと、偶然にも三浦先生の奥様に先日電車の中で隣り合わせに!
その車内で、初めて「ミウラ折り」のご教示を頂きました。
●株式会社ミウラ折りラボの商品仕様
本文:A2サイズ
表紙:112×78mm
折り:5段× 7折(8面)
【ミウラ折りとは】
三浦公亮氏(東京大学名誉教授・文部省宇宙科学研究所)が考案した、折り方です。
対角線部分を持って、さっと左右に引っ張れば一瞬にして広がり、たたむのも瞬く間、という簡単便利なものです。 現在、各方面で活用、実用化がスタートしています。
三浦公亮東大名誉教授は宇宙構造物の設計家であり、主な作品として、宇宙実験衛星(SFU)の太陽電池パネルや電波天文衛星「はるか」の大型宇宙アンテナなどの設計があります。
折り紙はその模型としてつくられたものです。
精密に設計された造形にはムダのない美しさがあり、ミウラ折りはこうした研究成果の応用です。
三浦公亮(みうらこうりょう)
1930年東京生まれ。
東京大学工学部卒業。
東京大学宇宙航空研究所、文部省宇宙科学研究所で宇宙構造工学を研究。
数多くの人工衛星・惑星の開発設計に関り、新しい宇宙構造物の発明と宇宙での構築を実現し「宇宙の建築家」と呼ばれる。