Monthly Archives: 10月 2017

ガスピタン

ガスだまり、オナラ、いやですね~。

大腸のガス発生は、2種類に分けられると考えています。

1つは、音が大きくて、あまり臭くないもの、
もう1つは、音が小さくて、臭いもの。

一つ目のものは、繊維食品を摂取したのちにもよく経験します。
生薬で整腸作用のある「黄柏」(おうばく)を配合した時もあります。
これは健康上はあまり問題ない、とみなしています。(交際上は問題ですが、、、)

二つ目の方は、腸内の細菌環境がアンバランスになっているときになります。
二つ目についての簡単な考察をご案内します。

この原因はいくつかあります。
なかでも東洋医学的に気になるのが、
「大腸の温度がわずかに下がってきて、メタン発酵主体の嫌気性発酵になる」
場合です。

こういう場合の対処法は、
1:下がり気味の大腸表面温度を回復させる。
2:メタン発酵から良い発酵に戻すように良性の発酵菌を補給する。
の二つを主な方法にしています。

1の方法には、生薬の「地黄」(ぢおう)が効果を示してくれます。
2の方法には、市販の整腸剤、整腸ドリンク、などがあります。

ここにご案内のものは、大手メーカーのもの、一例として挙げてみました。
このようなものは、一旦大腸に届いたらしばらくそこにとどまることができるモノ(細菌)たちが主体です。
ですから、継続的に服用しなければ、症状(ガス発生)が繰り返すのであれば、それは一種の未病状態といえます。
上述の1を検討しなければなりません。


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暴飲暴食や肉食動物中心の食事

睡眠不足

運動不足

ストレス

が原因です。


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ポポ-

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長野の道の駅で見つけたという珍しいポポーをいただきました。種は左上の黒い物。

 

●バンレイシ科ポポー属(英)pawapawa

ポポー(ポーポー)

ポポーは北米原産のバンレイシ科の果実で、一般的にはポポーと呼ばれている事が多いようですが標準和名はポーポーとなっています。その他にその外観がアケビに似ていて果肉、種の様子が柿に似ているからでしょうアケビガキとも呼ばれています。日本には明治時代にすでに入ってきていたようで、戦後になって、病害虫に強く、無農薬で栽培できるという事で庭木などに一時栽培が広く普及したようですが、なぜかその後すたれ、今では「幻の果実」とまでいわれています。

●ポポーは無農薬栽培

ポポーの樹皮や種子、新葉にはアセトゲニンといわれる強い殺虫成分が大量に含まれているそうです。なので、害虫に対しとても強く、無農薬で栽培できる果物とされています。

●ポポーの特徴

ポポー(ポーポー)

ポポーの実は一見アケビを思わせるような長楕円形の形で、大きさは不揃いです。色は薄いグリーンの果皮で、表面に艶はなく、熟してくると黒いシミのような部分が出てきて、中には黒い部分のほうが多いのではと思うようなものもありますが、中の果肉自体には問題ありません。

果肉は黄色から薄いオレンジ色で、中に柿の種を大きくしたような種がいくつも入っています。熟すと非常に香りが強く、トロピカルフルーツを思わせる甘くなんともいえない香りがします。味はねっとりとした果肉でとても甘味が強く酸味は甘さに隠れてあまり感じません。

●アメリカでは、アメリカン・カスタードアップルと呼ばれている

ポポー(ポーポー)

ポポーは五大湖周辺のネイティブアメリカンに古くから親しまれ食べられてきた果物ですが、その食味のイメージから色々一般的な呼び名があるようです。中でも分かりやすいのが「’アメリカのカスタードアップル」(American custard apple)。その他にも面白いのは「貧乏人のバナナ」(’poor man’s banana)なんていう呼び名もよく使われているそうです。

■ポポー(ポーポー)の主な産地は

●日本では主に個人の庭木として栽培されています

ポポーは収穫後の熟変が早く、すぐに表面が黒ずんでしまう事と、熟すのも早いため、流通が難しく地産地消型の果物とされています。そのため、大規模な商業栽培が困難といわれています。また、栽培しやすいので家庭向けに苗木もホームセンターやネットなどで販売され、品種も色々とあります。

●日本一のポポーの里を目指す愛媛県櫛生

愛媛県大洲市長浜町櫛生では「日本一のポポーの里・櫛生」を目指し、現在、30戸余りで300本を栽培しているそうです。

●ポポーワインやポポーのソフトクリームも

茨城県日立市十王町は特産品としてポポーの栽培と加工に取り組み、ポポーで造ったワインやポポーのソフトクリームなども販売されているようです。