東洋鍼灸専門学校於いて、講師大極安子先生の特別授業の授業資料より
子供は大人と違い、常に発達している。
消化器系、神経系、リンパ系、循環器系、免疫系、骨格・筋肉、皮膚の機能、知的な能力、運動機能等々。
これらがいつもスムーズに統合されて発達するとは限らず、発達の節目には能力の組み換えがあるため、子供たちはバランスを崩し、混乱を起こしやすくなる。
夜泣き、かんしゃく、食欲不振などは、子供の発達のもつれに随伴して現れやすい。
これらには、昔から[「小児はり」がよく効くと言われている。
生後2カ月ころは発達の節目にあたるということ、がここ30年来の研究で解明されてきている。
小児はりは生後2ケ月からと言われているが、経験的に赤ちゃんの施術に適当な時期を知っていたといえる。
風邪を引きやすい、熱を出しやすい、夜尿症、喘息、気管支炎、鼻炎、中耳炎、成長痛など、に対応可能。
外科的には、捻挫や打撲に良く効くとの報告がある(ベトナムで小児はりを教えた医師から)。
皮膚トラブル(オムツかぶれ・にきび・アトピー等)により高い効果があった。
(授乳中のママへの)美容鍼にも応用もできた。
子供のとの付き合い方
知らない場所に来て、怖がっている子が多い。
いきなりなれなれしく近づかないほうがbetter。
まず保護者と親しく話して、子供が施術者を観察できるようにする。
さりげなくオモチャを取り出して、子供の手の届く好きなキャラを知っておく。
こちらからリラックスできる雰囲気を作る。
子供の目の高さに合わせて座る。
子供の好きなキャラを知っておく。