(色彩診断治療HP引用) 「色彩診断治療」とは、文字どおり色(カラー)を用いて痛みを取り除いたり、病気を治そうという、これまでには全く考えられなかった治療法です。当然世界初の試みでもあります。薬の薬効成分と同じように効果がある色を用いて病気を治す、つまり服薬せず色を身体に貼るだけで病気が治ったとしたら、また服用した薬の効能を生かす役割をしてくれるとしたら、これほど素晴らしいことはないでしょう。患者さんにとっては、検査で辛い思いをしなくてもカラーで診断ができる症状があり、薬の心配もなく費用だって安く済みます。 治療ポイントの選定は、探索棒(真鍮でできた棒で、 この中に病体から採ったウイルスなどのサンプルが置き換えられたカラーが入っている)を使って行ないます。 仲介者が探索棒で病因のポイン トを指し、 一方の手で作った指の輪(O-リング)(別名バイ・デジタル・オーリングテスト)を測定します。
探索棒
一方の力で左右に引いてリングが開けば問題はなく 、リングが開かなければ、そこに 問題がある、ということになります。 これによって、痛みの種類やウイルスの特定も可能になります。そして、選定されたカラーを病因ポイントに貼り、効果を見ます。
(成城東洋鍼灸院引用) 始めに、色彩診断治療について私共の考えている治療機序の説明をいたします。 カラー治療でプラシーボを高める。 東洋医学療法でプラシーボ効果は無視できない現実の効果があります。例えば、その例として、漢方薬の治験でしばしば言及される事例を上げることができます。
患者さんを問診して弁証法的に診断を定め、その診断に基づいて定められる漢方処方をAとし、一方、Bとして別の処方を設定します。漢方的薬理としてはAがBより明らかに効果的でなければなりませんが、BがAより効果を示す場合が少なくないと言う報告例です。これをプラシーボによる効果と考えることができます。
このプラシーボ効果を、人が人に対して与える効果、あるいは人と人が相互に影響し合う爲の効果ととらえると医療現場のさまざまな場面で、このプラシーボ効果がみられる事を思い起すことができます。
それでは、一歩進んで、このプラシーボ効果を症例毎に、選択的に利用するとしたら、どのようなメリットがあるのでしょうか。
色彩診断治療法と言う治療技術を端的にいえば、「プラシーボ効果を症例事に選択的に利用する技術」と表現することができると私たちは考えています。 この色彩診断治療を実地している先生方の中には、私たちの考えとは異なる方法で色彩診断治療の効果と機序を説明するいくつかの試みがあります。
そのうち最も好まれて説明に用いられる理論が次の理論です。すなわち、「原因となる疾患は体内から疾患に特異的な波長の光を発する」という作業仮説に基づいた理論展開です。
「特定の波長の光が病気からでているので、その光を打ち消すためには、その光だけを反射させて体に戻せば良い」、「病気が出している光を打ち消したら病気が治る」などとして、物理学で用いられる光の反射に関わる原理を援用した理論展開です。ところがこれは空想科学的発想で、本当の物理学的理論とは全く一致しません。
色彩診断療法が効果を示す分野 色彩診断治療は、鎮痛治療の分野で多くの報告がなされてきました。しかしその効果は、良く知られた鎮痛薬のように、誰が施しても必ず同じ効果を示すという物ではなく、施術者によって効果の程度に著しい異なりがあります。
色彩診断治療の開発者側の説明によれば、このような効果の違いは、施術者の行う「O-リング」の正確さによるとされています。
このO-リングは日本では医学上の作用機序が認められた技術ではありません。従ってこれを端的に表せば「色彩診断治療法は施術者ごとに異なる未知の要因によって治療効果を示す」という事が可能です。未知の要因ですので、私たちはこれを一種のプラシーボ効果とみなす事に至りました。
(O-リング):バイ・デジタル・オーリングテスト(Bi-Degital-O Ring)について (大木医院HPより引用)
何年か前に「オーリング」が話題になり、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ニューヨーク在住の循環器、生理学のドクターである大村博士によって考案された診断方法です。原理は、あらゆる生物が元来有していると思われる、自己防御反応における生理生体反応を利用したもので、対象物(食べ物、藥、飲物など)が自己の個体に有益な物か、有害な物かを瞬時に見分ける方法です。オーリングが考案される以前は上肢の筋肉の弛緩と、緊張を見分ける方法で行われておりましたが、オーリングの考案によりさらに再現性のある、また鋭敏な診断方法として確立されました。オーリング医学会も年一度総会を開いています。 『具体的にどのようなものか?』 親指と他の指とを対峙させてO(オー)の形を指で作り、その指同士が接着する力加減をもって判断をします。具体的には診療の時、ご覧になるのが一番でしょう。百聞は一見に如かずといいますから。
単純で簡易な方法ですので、どなたにもできるのではないかと思われますが、いくつか条件が揃わないと正確な判断や診断ができないことがあります。一つは電磁波の影響をるとオーリングに誤差が生じることです。電磁波の少ない環境を選ぶか、電磁波干渉噐等を利用して電磁波に影響を受けない条件を作ることが大切です。もう一つは検者の健康条件や検者の姿勢や脊椎の偏位によって診断結果に誤差が生じることがあります。
『オーリングはどういうところで役立つのか?』 一般的には薬の有用性の判断によく用いられます。ある薬の一般的な有用性は医学的な臨床実験で証明されている訳ですが、多数の人に有効であるからといって、その薬を使用する個人に本当に有功であるかは不明なわけです。そういう一人一人の個体差に応じて薬の選択ができるところにオーリングの必要性と有用性がみとめられます。
鍼灸学校でのセミナー風景 10月4日(日)スキルアップセミナーを開催しました♪
廣田曄子先生(ひろたあきこ)先生に学ぶ色彩治療
曄小児科内科院長・医学博士・国際色彩診断治療研究会会員
[講座内容] 鍼・灸・マッサージの施術で痛みなどが軽減するように、
他の方法でも軽減効果を発する施術が多く存在します。
その一つ、色彩治療を今回学びました。卒業生含む学生参加人数は70人ちかく、
当日の患者モデルは、体に痛みのある方を事前に募りました。
まずは色彩治療法の歴史と原理、O-リングテストの説明がありました。
殆どの参加者は始めて聞く内容なので興味を持って聞き入っていました。
今回は鍼灸のツボを用いた色彩による経絡治療、
経絡のツボにその経絡のカラーを貼る事により痛みを取る方法を
臨床的に研修しました。
頚、肩、腰、膝、指、顔面に痛みをもつ学生8名がモデルとなりました。
速効で痛みが取れる例もあるなか、長年の痛みに対しては他のカラーを
加える必要がありました。オーソドックスな痛みに効果がある事が臨床的に示されました。
痛み疾患を軽減する機序は、自律神経系や脳の作用等については生理学的に
ある程度解明されています。
今回の臨床結果がどのようにして生じるのかを検証して行くことも勉強になると思いました。
国際色彩診断研究会詳細は下記のHPを参照ください。 http://www.shikisai-chiryou.com/