うち院で8年前購入のToshiba DynabookはWindows7 Pro。
今もNF回路ブロックさんの精密インピーダンスアナライザのアプリがこれで活躍しているし、秋月電子さんの簡易LCRメーター[DM5000」のアプリも、このWindows7 Proでないと稼働しない。
それに、バイブレーション検査機のアナログーデジタル変換器も、アプリがこのWindows7 Proでないとだめ。
セキュリティが高くなったWindows10は便利だけど、こういう馴染みの深い検査機器のアプリに対応していない。
このWin7をドスパラさんから買ったときに、HDDでも「まぁいいか~」と当時は我慢したけれど、10年も経過すると処理すべきデータ量が大きくなるし、HDDの回転式では遅くて遅くて。
でも、やっぱりこれでないとできないこともあるのだし、試しに刷新してみることにした。
SSDは Hewlett Packard Enterprise社の480GBにした。
これは手元にあった外付けSSDを転用した。ほとんど新品。
Memoryはデフォルトで4GB(2GBふたつで合計4GB)しかなかったから、制限いっぱいの8GBにしよう!!と。
ところが、このメモリーが素人には誤り易いところ。
CPUが古いと最新のメモリーは大きすぎて使えない。
このDynabookのIntelは、調べたらこういうタイプだった。
要するに、初期の「Core i5」なので、Coreは2つしかないし、スレッドだってその倍の4つだけ。
メモリーは最大に増設しても8GBが限度だった。
それでもメモリーは2倍になるのだし、とにかくやってみようと、さっそく4GBのメモリーを2枚購入した。
近頃は安価になってきたけど、中古はイヤだし、新品だと1枚2000円はする。
メモリーの種類は上記のSpecシートに出ている通り、DDR3タイプの800/1066。
それら2種類を取り付けてから、さらに試しに480GBあるSSD(Cドライブ)の一部を16GB~32GB指定して、Virtual Memoryとしてメモリーに割り当ててみることにした。
で、このあとでどうなるか??
具合を観てみた。
まだ基本スコアは「4.4」かぁ~。
CPUがCore i5の初期型だし、仕方ないさ。
妥協してさっそくいろいろ使ってみた。
起動スピードは全然違う。いままで2分くらい要していたのが20秒で十分に起動してしまう。
シミュレーションソフトも、まずまず。淀みがない。
さらに「おっ、なんか違う!!」
と感じたのは、冷却ファンの騒音が相当軽減されること。
これはうれしかった。
CPUが余計な処理をしないで済んでいるからなんだとおもう。
捨てようか。。。と一時は考えもしたが、捨てずによかった。
捨てようとしていた時(令和2年、コロナが大騒ぎになってきたころの6月)、新設したWin10Proは、CPUが最新のCore i9 10900K。
これは、Coreが10,threadが20。CPUは水冷で、Memoryは32GBある。
もちろんこっちはダントツに高性能で、15秒で起動するし、画像処理は速いし、電気回路のシミュレーションも素晴らしく高速。
簡易ベンチテストの成績はこんなぐあい↓。
あらかじめWindows Edge(Windows10付属のブラウザーアプリ)を起動しておき、
上述の「WEI viewer」と検索窓に入力して、「WEI viewer」を出しておく。
Windows10の付属アプリ「PowerShell」を起動して、
そこへCommandで「winsat.exe formal」と入力、
それからCドライブの「Windows」へ行って、「Performance」を開き、
続いて「WindSAT」へ行って、「DataStore」を開くと、
その中にたった今作られたばかりの(時刻ががきろくしてある)ファイル(拡張子が「.xml」)があるから、
このファイルを クリック ー> ドラッグ ー> 「WEI viewer」の上にドロップ。
すると、上記のようにベンチテストの結果が表示される。
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このDynabookは、依然として院の5台のPCの中では最下位から2番目。
だけれど、それでもこんなに高性能になってくれた。
まだまだ大事に使えるのがうれしい。