連載コラム「つたえること・つたわるもの」№173原山建郎先生のコラムより抜粋 色即是空

佐野洋子さんの絵本『100 万回生きたねこ』の死—―生の意味についての話と「色即是空」の
イメージの話はきわめて示唆的でした。柳田さんは、こう言われました。


――自分は小さい時から「色即是空」という言葉がずっと気になって、その言葉にとらえられ
てきた、と。これは『般若心経』のなかの言葉で、死んであの世に行くのは漠然と、「空なる世
界に戻っていくんだ」というようなものとして理解していたが、それがたとえば、この『100 万
回生きたねこ』の絵本を見ることによってある種の納得がえられた、というわけです。
『100 万回生きたねこ』とは、ご存知の方も多いでしょうが、こういう話です。――ある雄ね
こがいて、そのねこは一〇〇万回死んで一〇〇万回生き返ってきたと。ところがそれが、ある
雌ねこを愛して、そしていっぱいの子どもをつくる。しかし、その雌ねこに死なれて泣きに泣
いて、自分も泣き明かして結局死んでしまうが、今度は生き返らなかった、と。
絵本は最後、名もない野の花と草むらの自然のありふれた風景の場面で終わっているが、柳
田さんは、その最後の風景が、自分にとっての「色即是空」のイメージに重なってとらえられた
と言っていました。


(『日本人はなぜ「さようなら」と別れるのか』
第2 章 死の臨床と死生観 42・43 ページ)柳田さんが『100 万回生きたねこ』の最後の
場面に感じたという「色即是空」のイメージに重ねて連想すれば、浄土真宗の僧侶であった、
金子大榮(一八八一~一九七六)が、「色即是空、空即是色」をこう訳していたことが思い起こさ
れます。
花びらは散る
花は散らない
ここで「空」とは岸本(※岸本英夫:宗教学者)の言い方に当てはめれば、「徹底した」「全
面的」、「全体的」な「別れ」ということですが、それを解することにおいて、たとえ「花びらは
散」ろうとも、散らない「花」が咲くということ
です。


(『日本人はなぜ「さようなら」と別れるのか』
第8 章「さようなら」としての死 193 ページ)
花びらは散る、花は散らない。
散らない花をきょうも生きる。

近隣の植物たち

新緑の季節

セッコクは、単子葉植物ラン科の植物。日本の中部以南に分布する。岩の上や大木に着生する着生植物である。

春ですね。

丹波栗をいたたきました。これが一番うまくいきました。クックパットより

栗のゆで方

田舎の茹で栗☆栗のゆで方

材料

栗500g水たっぷり粗塩大さじ1弱

作り方

写真 鍋に洗った栗を入れ、栗が全てかぶる位の水を入れ、火にかける。終始、中火強で。

写真 これ位グラグラ沸騰したら、フタをして、20分タイマーセットする。

写真 20分経ったら、粗塩を入れ、鍋を揺すって塩を溶かし、さらにそのまま5分中火強で水分を飛ばす様に煮る。(フタはしません。)

写真 一つ包丁で切って柔らかいのを確認したら、すぐにザルにあけ、皿に盛る。

写真 包丁でどの栗を切っても黄色く、まるでサツマイモの様です♡ほのかに塩気が効いてホクホク甘いですよ〜

コツ・ポイント

◎買ってきたり、栗拾いしたすぐの栗は、あまり甘くありません。冷蔵庫のチルド室へ入れて2日もすると糖度が増します。(NHKためしてガッテン流)
◎中火強で短時間で柔らかくするので大きめの鍋を使ってください。空焚きに気をつけてください。

このレシピの生い立ち

◎畑に古い栗の木があります。結婚してから姑にこの方法を習い20年以上作り続けています。前は収穫してすぐ食べていたのですが、左の糖度の事を知ってからは、冷蔵庫で寝かしてから茹でる様になりました。ますます美味しいレシピになりました。

秦野葉 名産地では「たばこ祭り」が開催されている。百害あって一利なしの時代になりましたが、お花は優しく逞しい。 さすがに葉はずっしり重く油を含んでいます。 100 harms, no gains

残暑お見舞い申し上げます。サシューン遺伝子をスイッチオンしましょう。

職人さんの道具, 着物・帯の七変化

真夏ですね。植物、私達は頑張ってます。

楽しくお出かけしましょう。強い味方があります。パンツタイプ以外も尿量別にパットタイプがあります。通常はご自分の下着に着ける80㏄か85ccなどから試してみたらいかがでしょうか。

春ですね。

古いDynabookに新しいSSD メモリーも増設

うち院で8年前購入のToshiba DynabookはWindows7 Pro。
今もNF回路ブロックさんの精密インピーダンスアナライザのアプリがこれで活躍しているし、秋月電子さんの簡易LCRメーター[DM5000」のアプリも、このWindows7 Proでないと稼働しない。
それに、バイブレーション検査機のアナログーデジタル変換器も、アプリがこのWindows7 Proでないとだめ。
セキュリティが高くなったWindows10は便利だけど、こういう馴染みの深い検査機器のアプリに対応していない。

このWin7をドスパラさんから買ったときに、HDDでも「まぁいいか~」と当時は我慢したけれど、10年も経過すると処理すべきデータ量が大きくなるし、HDDの回転式では遅くて遅くて。

でも、やっぱりこれでないとできないこともあるのだし、試しに刷新してみることにした。

SSDは Hewlett Packard Enterprise社の480GBにした。
これは手元にあった外付けSSDを転用した。ほとんど新品。
Memoryはデフォルトで4GB(2GBふたつで合計4GB)しかなかったから、制限いっぱいの8GBにしよう!!と。
ところが、このメモリーが素人には誤り易いところ。

CPUが古いと最新のメモリーは大きすぎて使えない。
このDynabookのIntelは、調べたらこういうタイプだった。


要するに、初期の「Core i5」なので、Coreは2つしかないし、スレッドだってその倍の4つだけ。
メモリーは最大に増設しても8GBが限度だった。

それでもメモリーは2倍になるのだし、とにかくやってみようと、さっそく4GBのメモリーを2枚購入した。
近頃は安価になってきたけど、中古はイヤだし、新品だと1枚2000円はする。
メモリーの種類は上記のSpecシートに出ている通り、DDR3タイプの800/1066。

それら2種類を取り付けてから、さらに試しに480GBあるSSD(Cドライブ)の一部を16GB~32GB指定して、Virtual Memoryとしてメモリーに割り当ててみることにした。

で、このあとでどうなるか??
具合を観てみた。


まだ基本スコアは「4.4」かぁ~。
CPUがCore i5の初期型だし、仕方ないさ。

妥協してさっそくいろいろ使ってみた。
起動スピードは全然違う。いままで2分くらい要していたのが20秒で十分に起動してしまう。

シミュレーションソフトも、まずまず。淀みがない。

さらに「おっ、なんか違う!!」
と感じたのは、冷却ファンの騒音が相当軽減されること。

これはうれしかった。
CPUが余計な処理をしないで済んでいるからなんだとおもう。

捨てようか。。。と一時は考えもしたが、捨てずによかった。


捨てようとしていた時(令和2年、コロナが大騒ぎになってきたころの6月)、新設したWin10Proは、CPUが最新のCore i9 10900K。
これは、Coreが10,threadが20。CPUは水冷で、Memoryは32GBある。
もちろんこっちはダントツに高性能で、15秒で起動するし、画像処理は速いし、電気回路のシミュレーションも素晴らしく高速。
簡易ベンチテストの成績はこんなぐあい↓。



上に表示の簡易ベンチテスト「Windows Experience Index」(略してWEI)の使い方は;

あらかじめWindows Edge(Windows10付属のブラウザーアプリ)を起動しておき、
上述の「WEI viewer」と検索窓に入力して、「WEI viewer」を出しておく。

Windows10の付属アプリ「PowerShell」を起動して、
そこへCommandで「winsat.exe formal」と入力、
それからCドライブの「Windows」へ行って、「Performance」を開き、
続いて「WindSAT」へ行って、「DataStore」を開くと、
その中にたった今作られたばかりの(時刻ががきろくしてある)ファイル(拡張子が「.xml」)があるから、
このファイルを クリック ー> ドラッグ ー> 「WEI viewer」の上にドロップ。
すると、上記のようにベンチテストの結果が表示される。

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このDynabookは、依然として院の5台のPCの中では最下位から2番目。
だけれど、それでもこんなに高性能になってくれた。
まだまだ大事に使えるのがうれしい。


キャリブレーションの回路

人体の表面には経絡という道筋がある。

それは皮膚表面からおよそ3mm程度の深さを皮膚表面に沿って、曲がりくねりながら、川の流れのように流れて、その流れの中に体の健康状態を保つ情報を流している。

この流れの中身を解析して、体が訴えていることを知る技術を開発している。
今までの研究で、この流れの情報には「火の情報」と、「水の情報」があることがわかってきた。

ほとんど20年間、この「火の情報」を解析する技術を研究してきて、やはりなんといっても最も近頃急務なのは、この「火の情報」を体から取り出したときに、その情報を正しく「0レベルで合わせ/比較する」ための、基準となる装置の開発だ。

すでに8年前に、その装置の基本回路をシィミュレーションで設計したが、まだ実際には手掛けていなかった。
それを手掛けようとしている。

人体の細胞を模擬的に再現するので、使用する部品はどれもこれも、それらの値が極小の値だ。
こういう小さい部品を「表面実装コンポーネント(Surface Mount Component)」という。

下の写真の、指先に乗っている緑色の板の、その真ん中にあたかも「埃」くらいの小さい部品を2個、半田付けしてある。
顕微鏡作業だ。


これを拡大すると、このように見える。


目にはやっと見えるくらいだから、2個もうっかり鼻息で吹き飛ばしてしまった。

笑い話のようだった。

スピーカーとヘッドホンの性質を観てみた

「インピーダンス」という電気の流れを遮ろうとする性質がある。
このインピーダンスという性質を使って、東洋医学でいう経絡やツボの状態を可視化しようと、いろいろな試みがなされている。
それは難しい技術だから、ここではもっと簡単な、身近なスピーカーの性質をさぐる観察をしてみよう。

例えば、ピアノの鍵盤を低い方から高い方まで順番に弾いて、どこかで音が小さくなったりする音域があると、ちょっと違和感がある。
おなじように、スピーカーや、ヘッドフォンも、順番に鳴らした鍵盤の音を同じような音量で再現してほしい。

でも、音域のどこかで、インピーダンスという性質がそこだけずいぶん大きくなっていたりすると、この音域だけ音量に変化がついてしまう。


というわけで、愛用のビクターヘッドフォン、Bose製の小型スピーカーを調べてみた。

道具は、「NF回路ブロック」製のインピーダンス・アナライザ。
これを作ってくれた会社は、自宅のある町の、隣町にある。優れた技術で売っている技術屋さんだ。


6年くらい前に、物性研究をしている研究者さんから安価で分けてもらった。
しばらくは正常に動いていたのに、Windows7をアップデートしたら、途端に変な値を出すようになってしまって、しばらくは道具棚に並んで居るだけの日々だった。

今朝、久々にNF回路ブロックさんのサイトを観たら、本体のファームウェアのアップデートバージョンが!!

良かった。元に戻った。


このインピーダンス・アナライザは性能が良い。それで、こういう「Kelvin clips」を使う。

ピアノ鍵盤の左端が27.5Hzで鳴る音だし、右端が4185Hzで鳴るから、
この装置でも、大体似たような音域を使って調べることにした。

で、これからお見せするグラフの左端が10Hzで始まり、すこしずつ音を上げていって、右端で5000Hzになっている。

Bose製の小型スピーカーはこんな具合だった。



青のラインが「インピーダンス」。
青ライン、
左端がスタートの音、10Hzで調べている。
途中のなだらかな山が、200Hz~500Hzの音域。
なだらかな山だし、高さも低いから、音量のゆがみは普通じゃわからないくらい、(のはず)。

次のが、お気に入りの「日本Victor製」ヘッドフォン。


始まりの20Hz~30Hzのところでインピーダンスが上がっている。
これくらい急なピークだと、少しは音量の変化に影響するのだろうか???
低い音は聴き取りにくいので、注意して聴いていても判別がつかなかった。

8月のトピックス 黒アゲハ蝶が院の花壇に来院

黒アゲハ蝶が花壇に来てくれました。

魂を運ぶ蝶

クロアゲハは蝶の中でもとくに霊魂との結びつきが強いアゲハ蝶です。

クロアゲハには仏様が乗っている。と考える地域もあります。

日本では黒い色は霊や魂、霊魂の世界を意味する色でした。

仏式の葬式では白とクロのストライプの幕をみかけることがあります。でもこれは葬式だけではありません。神事でも白と黒の幕を使います。現代の日本人は黒は死を意味する不吉な色と思うかもしれません。でもそれは違います。魂や魂の世界を意味する神聖な色なのです。神の世界も魂の世界ですから神事には白と黒の幕を使うのです。

黒は魂を意味する神聖な色。

だからクロアゲハは蝶の中でもとくに魂と結びつきの強い蝶だと考えられたのです。

あなたのそばにクロアゲハが来たら、もしかするとご先祖様が様子を見に来たのかもしれませんよ。

武将たちが好んだ 転生 のシンボル

日本では、戦国時代の武将が蝶を好みました。

勇ましい武士が可憐な蝶が好きだったなんて意外に思うかもしれません。でも無事が好む理由があります。

蝶は再生・復活のシンボルだからです。日本も西洋も同じなんです。

兜や鎧、戦のときに着る陣羽織には蝶の模様があしらわれています。あの織田信長ですら陣羽織には蝶の模様をいれていました。

戦国の世は死と隣り合わせです。合戦に出ればいつ死ぬかもわかりません。でも例え死んだとしても転生してこの世に復活する。

そんな願いを蝶に託しました。

そんな武将たちが特に好んだ蝶が鎧蝶(よろいちょう)です。

現代では家紋くらいにしか鎧蝶の言葉はありません。これはクロアゲハのことなのです。戦国時代の甲冑の多くは黒い色をしていました。クロアゲハの黒い色が重厚な甲冑を思わせたことから、クロアゲハは鎧蝶と呼ばれました。クロアゲハは武将たちのお気に入りの蝶だったのです。

仕事運

戦国武将の中には鎧蝶=クロアゲハをあしらって鎧兜や陣羽織を着て戦いに挑みました。死を恐れず勇敢に戦った結果、手柄を立てることができました。

すると鎧蝶=黒いアゲハは武功の守り神のように考えられます。

そこからクロアゲハは勝負運、仕事運の象徴としても考えられるようになりました。

心電計を作った

自分たちも含めて、高齢者の範疇になるお体は、ときどき心拍のお脈が乱れたりする。

伝統的な「脈診」は、それを調べるセンサーが、熟練の技術を持った鍼灸師の指先であるし、
その一方、心拍はエレクトロニクスを用いた心電図を観て、問題のあるなしを探る。
それを自前でチェックできれば一層治療に役立つハズ。

今月(令和3年7月)になって、5-6年前から少しずつお勉強してきたものが実って、まずまずな心電計ができた。


電源は単三の電池を8本使う。
4本で6Vを2組作り、一組ずつをプラス側、マイナス側に割り当てる。
二組の真ん中をつなぎ合わせて、そこをGND(グランドという0Vの基本のところ)に割り当てる。

心拍を拾うセンサーは、十年以上も前に慶応大学理学部が考えて特許出願した方法を借用した。
これが、なかなか便利なセンサーで、気に入っている。

心臓の近傍の皮膚上で検出できる心拍の電気的な大きさは、「ピーーン」と跳ね上がった三角形の頂点高さが、だいたい1mV(ミリボルト)くらい。
乾電池一個の電圧が1.5Vだから、それの1/1500 くらいの大きさになる。

この1mVを、はじめに10倍に増幅する(下の写真の中央下のセンサー)。
そのあとで、250倍にまた増幅する(上の写真の青い金属製のクッキー箱の中)。


だから、二つ合わせて、
10倍 X 250倍 = 2500倍
になる。

ところが、途中で雑音を取り除くフィルターを4か所も付けているから、この4か所でかなりロスする。
このロスを勘定に入れると、最終的な増幅倍率は2000倍程度。
この倍率でオシロスコープで見ると、「ピーーン」と跳ね上がった三角形の頂点高さが、2Vくらいの高さを持った三角形として表現される。
 

次の心拍波形は、「右脚ブロック」という信号伝達に軽度の問題をもっているときの波形。


次の波形は、正常な心拍信号。


ピルカッター 自作

先端の丸みは、自分の用途に合わせて大きさを決めれば良い。

この程度の道具、買うまでもない。作ろう!
と、いくつかあるステンレス製の事務用ハサミを削って作ってみた。


錠剤の大きさに合わせて何種類か作れば便利だ。
これは、「アレグラ」のジェネリック用。
鼻水はひどくないけど、くしゃみが出る、というような場合は、60mgの半分で効く場合もある。


丸い刃に削るのは、はじめはディスクグラインダーで削る。
仕上げは、チェーンソーで使う「ソーチェーン」研磨用の、丸いヤスリが最適。

切ってみると、少し微粉がでる。
これくらいならまずまず。

///////////////////

箱型で、内部に平刃が取り付けてあるタイプは、錠剤を挟んでから強く刃の上を押して切る。


これは、「切る」というより「砕く」くらいで、ときに粉々になってしまったり、
丸い錠剤だと、センターが著しくズレてしまう。



丸いと、刃を当てたときにズレるみたい。
そのズレたときは、錠剤はカバーの下で見えないから、修正できない。
慎重にやっても、なんど練習しても、こんな具合でイヤになる。

ハサミだと、多少ズレてもこの程度。
わたくしには、やっぱりハサミの方がイイ。

6月 ビワ葉茶を作ってみました。COOKPADより




材料 (2リットル分)

びわの葉
大なら2〜4枚ほど

2リットル


作り方
1

写真
外でびわの葉の裏の毛を、かためのブラシか水に濡らしたタオルでこすり落とします
2

写真
水洗いをし、葉の表のホコリ汚れをきれいにします
干物ネットで葉が簡単に割れるようになるまで干します
夜は室内へ
3

写真
乾燥葉を煮出します
やかんに水を入れ、葉をちぎって入れていきます
大きな葉で2~4枚
よく乾燥してるとパキパキ割れます
4

写真
1cm角くらいの、やかんの網目を抜けない程度に小さくします
葉の芯もハサミで刻んで使います
お茶パックに入れても

5

写真
火にかけ10分以上はとろ火で沸騰させます
✿完成です✿
冬はホット、夏は冷やしてどうぞ
優しい味です
6

写真
毛取り作業は外でした方が良いです
結構毛が出るので、部屋だと散らかります
細かい部分の毛は残ってても大丈夫です
7

写真
追記
1Lくらいでしたらお茶パックに2~3つまみで煮出すのが扱いやすくてよかったです
残った毛もシャットアウトできます

コツ・ポイント
葉の量はお好みで
出来上がったお茶は、時間をおくと色が濃くなります
ブラシはかための歯ブラシやナイロンブラシがおすすめです
手で揉みくずした方がよくエキスがでるようです


当院は煎じでびわ葉茶をつくりました。1リットル、30分。 香ばしくて気持ちが安らぎますね。

びわは、古来より中国やインドで「大薬王樹(最高の薬木)」と呼ばれるほど、貴重な薬用治療の道具として用いられていました。

日本では奈良時代に中国よりびわの葉療法の知識が伝えられ全国に広まり、

その当時から皮膚炎の治療や美容のための入浴剤、葉を煎じて飲み薬などとしても活用されていました。現代においても民間療法の一つとして取り入れられています。

びわの葉には血液を浄化し脂肪を分解し、余計なものを排出するデトックス作用があります。

・現代病の予防や緩和

・咳止め、喘息の改善

・肌トラブルの防止(殺菌・消毒・鎮痛の効果)

・アレルギーの対策

などなど、自然療法ではおなじみの、

その万能のパワーは書ききれないほどたくさんあります。

メタル治療で流れる皮膚電流の大きさ

鍼治療の代わりに、赤メタルと白メタルをツボに貼り付ける臨床は頻繁にある。
こうすると、皮膚に電流が流れて、治療効果がある。
どのくらいの電流が流れるのだろう?

10年くらい前に、オペアンプを使った微小電流計を教えてもらって、いくつか試作してきた。
写真右、薄緑色のお菓子箱は3年前に作ったもの、比較的安定した数値を出せる。
この菓子箱の右上に黒いダイアルがある。これは感度設定のダイアル。今、上から2番目の感度になっている。


画像中央の、赤・黒のミニクリップが微小電流値を検出する「detecting terminal」。
この先端にアルミの小片、銅の小片が接続してある。
メタル治療に用いるメタルと似た材質だ。
これを皮膚に貼付すると、皮膚の水分でこの金属小片に電気が生まれる。

右下に伸びている赤・黒のリードは「data terminal」。ここに今、テスターからの「probeing lead」がミニクリップで接続してある。
この装置で、皮膚に現れる電流値を、電圧に変換して観ることができる。

電圧に変換して観察できると、オシロスコープでも見ることができる。
もし、皮膚に現れた電流に波動があったりしたら、それを波形で表示できるから便利だ。

はじめに通常のデジタルテスターを使ってみる。

スイッチをONして、「detecting terminal」の金属小片を空中に浮かせると、テスターの表示は「00.0mV」を示す。



この表示は電圧で表示されるけど、これを電流値に換算して、読む。
今設定している感度だと、次の通りの換算率になる。

テスターの表示部が

  • 「1V」を表示したとき =====> 100μA
  • 「100mV」を表示したとき ===>  10μA
  • 「10mV」を表示したとき ====>  1μA
  • 「1mV」を表示したとき =====> 0.1μA

(「μ」は「マイクロ」と読む。百万分の1をマイクロという。)



オシロスコープでも基準値を観てみる。
だいたい「0」を示していてまずまずだ。

はじめに生理食塩水を作って、金属小片を浸す。
生理食塩水10mLの中に、食塩は0.9%入っている。
水:9.910g + 食塩:0.090g、のハズ、、、
(水10.00g+食塩0.10gでも大した差はなさそう。)

そうすると、金属小片の間で微小な「Galvanic Action」(ガルバニックアクション)が起こって電流が流れる。

下の画像に0.922Vと表示されているのが、この「Galvanic Action」だ。
これを、前述の換算率を参照して電流値に換算すると、92.2μA ということになる。


次に本番の、皮膚を観察する。

白い金属小片から、赤い金属小片へ向かって電流が流れている。
表示は0.828Vだから、換算すると、82.8μA とわかる。

何回か試みてみよう。


二回目は 92.9μA 。


三回目は、93.2μA 。


オシロスコープで、この皮膚電流に波動があるかを観よう。


目立って大きい波動は無いように見える。

でも、マイクロバイブレーションという観点から、この何も無いように観える波形をさらに細かく分析すると、実はマイクロバイブレーションという物理振動と相関関係を示す電気振動があることがわかるのだ。

1円玉の重さ精度はすごい

手元にあった4個の1円玉、3個が1.000g、1個だけ1.023g。



マジックで赤い印をつけた1円玉は、どれも1.000g。


それなのに、4個目のこれはだけは、1.023g。

これはどうしたわけ?



拡大してみると、
上、一か所と、
下、二か所に「よごれ」がある。

さらに、ステレオマイクロスコープで観てみた。



なんだか不明だけど、汚れている。


ここもだね。

この「よごれ」が0.023gだったんだね。
日本の一円玉の重量精度はすごい!!

往診用のバイブレーションメーター

Flukeのスコープメーター199の代わりに、携帯できてデータ保存できるものを作りたい、とチャレンジ中。

Arduino UNOで少し勉強してきたので、そろそろ本題の往診用マイクロバイブレーションメーター作りに挑戦してます。
一昨年、大型扇風機用に試作した「単相100V / Variable Frequency Converter (バリアブルフリークエンシーコンバーター)」。
あれに使わせてもらった「Paul Stoffregen」さんのArduino用周波数カウンターを、もう一度おさらいして、データの保存方法を少し工夫しようとしてます。

プログラミングには、いつまでたっても慣れません。
Arduino用のコードは、どなたも比較的簡単なのを書いてくれています。
ですけど、わたくしのように素人は、いちいち分解して、図に書き直してやっと見えてくる、、、感じ。



「周波数の立ち上がりを捉えて、時間をカウントし始める」方式。
画像一枚目のこちらは、平均値を求めています。
マイクロバイブレーションの波動はあんまり高くないので、この方式で少し改造を加えたらよいかも。


画像二枚目のこちらは、周波数の立ち上がりをタイミングにして、時間をカウントし始めるもの。
図を二枚重ねて、進行具合を確認しておさらいしています。

1mgが表示される精密秤

調整次第でまあまあ使えそう。



この映像は調整が済んだ後のものです。
調整前は、付属してくる20gの分銅を乗せると、「20.000g」と表示されるのに、1円玉を乗せると「0.999g」と表示されました。
ちょっとイマイチ。。。。

1円玉はさほど擦り減ってはいないから、1.000gに間違いないハズ。
これは、キャリブレーションに使う付属の基準分銅が、「20.000g」のはずだけど、
実際には、ほんのわずか重いんだよ。
それなのに、キャリブレーションに使うマイコンの基準数値が「20.000g」になっているから、
その誤差が影響している、、、はず。

たぶん、数mgの違い、、、、
よーし、これを修正しよう。



分銅の底面をダイアモンドやすりで削ります。

削るのは慎重に。
まずは、10回すりすり。→ 試しに測ってみる。→ もう少し、、、
と少しずつ削る。

削るたびに、一円玉を乗せて検査。
なかなか「0.999g」から動かないけど、辛抱して、さらに少しずつ。



やっとこさで、「1.000g」の表示が出る。

でも、まだイマイチ。 風が吹くと、表示が「0.999g」に戻ってしまう。

もう少しだね。

どうやら安定してきました。

Chinaという国、こんなに素晴らしいものを、こんなに安く作れるのにねー。
政治的には、泥棒まがい、白昼強盗さながらのお振舞い。
ベトナムでも、フィリピンでも、台湾でも。
軍備が少なくて、平和に過ごしたい国は、困るよねぇ。。。

困ったお国の行動は、いやはや、なんとも測り難い。

6月の風景 ムラサキカタバミ ドクダミ(十薬)

人が入らない小道で

カタバミの葉の形をよく見ると、ハート形の葉が3枚バランスのとれた綺麗なフォルムをしています。

武家の間では強い繁殖力のあるカタバミのように、家がいつまでも絶えず続いていくという願いを込めて家紋によく使われ、日本の五大家紋の一つとなっています。

どれほど子孫繁栄を願っていたのかが分かる、カタバミの繁殖力を良く観察した家紋ですね。

※日本の五大家紋…鷹の羽紋・片喰紋・木瓜紋(もっこうもん)・藤紋・桐紋

ちなみに、我が家の家紋は武家由来の三つ葉の剣片喰

ムラサキカタバミは、道端や空き地で見かけるピンク​色の小さな花です。今ではほとんど雑草扱いですが、江戸時代に観賞用として日本にやってきた植物です。綺麗ですね。今は雑草になってしまいましたが、綺麗で大好きです。

ドクダミは昔から民間治療で重宝されていた薬草です。ドクダミには10の効能があると言われ「十薬」とも呼ばれるほどです。

ドクダミの生葉の臭気の成分は、デカノイルアセトアルデヒドといい、殺菌作用があると言われています。このため昔は生葉を火傷や化膿、傷の治療に用いたそうです。乾燥させたドクダミも利尿や便通など様々な解毒効能があると言われ、生薬として人気があるようです。

ドクダミ茶は名前の通りドクダミのお茶です。乾燥させたドクダミを使用します。ドクダミは乾燥させると特有の臭気が消えるため、お茶として抵抗なく飲めるようになります。

ドクダミ茶の作り方

とっても簡単なドクダミ茶の作り方を紹介します。

用意するもの

  • ドクダミ全草を好きなだけ
  • 物干し用のピンチハンガーなど

作り方

  • 花が咲き始めた頃に草むしりがてらドクダミを刈り取る
  • 刈り取ったドクダミをよく洗って水気を切る
  • 少量ずつピンチに吊るす(欲張ってたくさん吊るすと中がカビてしまうので少量ずつ)
  • 風通しの良い日陰で数日干す
  • 触ってみて崩れるくらいパリパリに乾燥していれば完成
  • 密閉容器に入るサイズに切り分け保存する

タオル・ハンガーを象形文字の形に作った

太古、「口」は「祝詞を入れる器」の形だったらしい。


shirakawa-dictionary

愛読書「常用字解」白川 静著 平凡社

このありがたい文字の形を、「施術室のタオルハンガーに採用しよう!」
と思い立った。

ちょうど以前キャンプ用で購入したアルミ製ディレクターチェアが壊れたので、そのアルミパイプを再利用。


aluminium hanger 00

aluminium hanger 00

手を拭いたときに、お体も清められますように!!


aluminium hanger 01

aluminium hanger 01

温熱パッドのコントローラがすぐ壊れる

最近の製品はChina製で、壊れるのが早くて困る。
仕方ないので自作キットで代替してます。

発熱体のメイン部分は日本製で、これは耐久性があるけれど、マイコンを使った温度コントローラーが簡単にこわれます。
早いのだと半年も持たなかったです。
買い替えても、交換してもらっても、またすぐに壊れる。
仕方ないので、コントローラーだけを外してしまい、手動の電圧コンバーターにしています。
これ 



秋月電子、という秋葉原のショップで通販しています。

調べると、これらを含めて秋月のものはChina製がいっぱい。
だから、中には「ハズレ」もあります。そこは試行錯誤で。

これを丈夫な箱の中に収納します。
プラスチック製の箱はだめ。踏まれたり、落されたら、壊れます。
金属製にしましょう!!


triac voltage converter 00

triac voltage converter 00

踏まれたって、蹴とばされたって、壊れないくらいの厚めの鉄板(1.0mm)で作りました。


triac voltage converter 01

triac voltage converter 01

上述のトライアックを2つ使っているので、2チャンネルです。
二つの異なる温熱パッドを異なる温度で使えます。
ただし、温度調節は自動でなく手動調節ですから、熱くなりすぎには気を配って使うこと。